スマホを失くした男の話⑥〜協力者〜

スマホを失くした男の話⑥〜協力者〜

終盤になってきました!寂しいような。嬉しいような。お楽しみください(^^)

 

《前の話はこちらから》

1話https://yasudakazutoshi.hatenablog.com/entry/2022/01/05/120000

2話

https://yasudakazutoshi.hatenablog.com/entry/2022/01/06/133123

3話

https://yasudakazutoshi.hatenablog.com/entry/2022/01/09/120000

4話

https://yasudakazutoshi.hatenablog.com/entry/2022/01/19/135313

5話

https://yasudakazutoshi.hatenablog.com/entry/2022/01/24/141555

 

SNSを開いてしたことは単純で、待ち合わせをしていた友達を紹介してくれた、いわば共通の友達にDMを送ることだった。

 

ありがたいことに、すぐに返信が来た。

普段とても忙しい友人のためすぐに返事が来たことに感謝しながらもこれは奇跡だと感じた。

その友達のおかげで友達とも会うことができて、さっきまでの「可哀そうな僕」モード

が嘘のように晴れた。

そしてなんだかんだ楽しかった。あの時実家に帰らなくてよかった~

きっとそういう経験がある人も多いだろう。行きたくないけど行ったときに限ってご褒美かのような楽しさや出会いに恵まれることがある。

 

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これを読んでいる皆さんも連絡手段を絶たれる経験がないとは言い切れないので、ぜひいつか来るかもしれない時までそっと頭の片隅に覚えておいてもらえると嬉しいです。

 

困ったら助けてくれる人は必ずいること、あきらめなければ何か打開策が見つかること。

スマホを失くしてから2日が経過。

たった2日だがアクシデントが多すぎて1週間くらいに感じるほど長い2日だった。

おそらくスマホが見つかるまで1週間、ということはあと5日やり過ごさなければならない。

僕はとうとうある一大決心をした。

 

【続く】

【男のズボラ飯】ズボランチーノ

●【男のズボラ飯】ズボランチーノ

こんにちは。安田和世です。

スマホを失くした男を書き途中ですが、ちょっとたまには違うものもと思って最近ズボラ料理したので紹介します!

 

その名も『ズボランチーノ』

 

料理と呼んでいいか迷うレベルに簡単そしてテキトーです笑

 

よかったらご覧ください。

一人暮らし男子の希望となるメニューです。

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【用意するもの】

・レンチンパスタメーカー(100均で買いました)

・乾麺パスタ

・鷹の爪(無くても作ってました)

・ニンニクチューブ

・オリーブオイル

・卵(賞味期限切れてるかもと思い使うことに)

 

【作り方】

・パスタメーカーに水を入れる

・パスタ入れる

・レンジに入れる(5分くらい)

・湯切りする(湯切り用の穴があいてる)

・足りなかったら水を入れて再度レンチン、湯切り

・オリーブオイルとニンニクチューブ、鷹の爪を入れて和える

・卵黄を乗せて出来上がり

 

● お好みで粉チーズをどうぞ⭐︎

 

これだけです。

10分以内には口の中に食べ物が入ってるでしょう。

お皿に盛る必要もなくパスタメーカー内で味付け!

そして、片付けの手間も料理の工程も減らしたそれがズボラ飯!!!是非お試しあれっ笑

 

スマホを失くした男の話⑤〜最悪の中で得たもの〜

スマホを失くした男の話⑤〜最悪の中で得たもの〜

こんにちは!

安田和世です。いよいよこのシリーズも残り3話となりました!

嬉しいような寂しいような…。

このシリーズは先に8話分のタイトルだけ決めて書いているのですが、書いてるうちにこのタイトルに沿った内容なのだろうか?と思うこともありますが、1か月前の自分編集者の思いを尊重して書き切りたいと思います‼‼

 

皆さん、最後までお付き合いよろしくお願いします(^o^)

 

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1話https://yasudakazutoshi.hatenablog.com/entry/2022/01/05/120000

2話

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3話

https://yasudakazutoshi.hatenablog.com/entry/2022/01/09/120000

4話

https://yasudakazutoshi.hatenablog.com/entry/2022/01/19/135313

 


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スマホをなくしてから2日ほど。

僕は全く困ってなかった。

さすが超超超がつくほどの楽天家かつ順応が高い僕。

電話が使えないこと以外はあまり困らない、というか電話もline電話があるのでほとんど困らない。

どうしてもlineではできない必要な電話は公衆電話を使った。連絡先はクラウドのデータから。

公衆電話の受話器越しに聞こえる操作音を聞いて、小学生の頃を思い出し懐かしさに浸れる余裕さ。

 

気付いたことは、街のWi-Fiは意外と繋がらないということくらい。

そのため昼休みになると僕はパソコンをもって近くのコンビニに行きコンビニのWi-Fiを使って連絡を返していた。

 

イートインコーナーがあるコンビニだったらありがたかったが、近くのコンビニにはあいにくイートインコーナーは無いしその他のコンビニも無い。

 

「ちょっと昔のヤ〇キーみたいだけど仕方ない。」

コンビニの軒先にしゃがませてもらいパソコンを使用。

ものすごい光景だったし、ヘビーユーザーであろうおばちゃんたちにすごく見られたが、背に腹は代えられない。

コンビニにはとても感謝している。ありがとう。

 

「これはスマホが出てくるまで余裕だな。」

なんて大きく構えていた僕に衝撃の事件が起きた。

 

lineが落ちた…

何かを押したわけでもなくフッと音も立てずにそれは消えた。

「え?え??なんで??何もしてないのに!」

再起動するには、ログイン画面に出てくるQRコードスマホで読み込む必要がある。

でもスマホがない!!

パスワードも思いつく限り入れてみたが駄目。パスワードを再設定するには携帯番号での認証が必要。

だからスマホがないんだって!!!

僕はこの時ようやく自分の置かれた状況に絶望した。

今夜ちょうど友人との約束があり、ネット環境が良いうちに約束の場所までの生き方を調べておこうと友人のラインを開いた矢先のことだった。

 

「もう無理じゃん。」

このまま家でふて寝しようかな、そうだ、最近帰れてないし実家にでも顔出してあげよう。おいしいご飯を出してくれるに違いないし楽しいはずだ。

心がぽっきり折れた僕はすっかり現実逃避モードになっていた。

 

最悪な僕の頭に一筋のお告げが流れてきた。

 

SNSをつかったら?」

それだぁああああああ!!!

僕は急いでインスタグラムのアイコンをタップした。

 

【続く】(写真の後ろに今回学んだ豆知識が載ってます。)

 

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【公衆電話の料金事情】

若かりし日々から早十数年…

テレホンカードだったからかこんなにお金かかったっけ?と思ったので備忘録として載せておきます。

 

トゥルルル…プツ(つながった音)→10円

20秒くらいずつ→10円

実際はまだ使えるけども硬貨が消費される「チャリーン」を聞くと焦るので落ち着いて使うのがポイントです。

いきなり切れることはなくきちんと「プップップッ」みたいな合図があるのでご安心を。(たしか。でもその合図にも焦ってた僕です笑)

スマホを失くした男の話④〜開き直ってみたが…〜

スマホを失くした男の話④〜開き直ってみたが…〜

こんにちは。安田和世です。

いよいよ中盤の4話です!

 

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1話

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2話

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3話

https://yasudakazutoshi.hatenablog.com/entry/2022/01/09/120000

 

 

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レシートが頼りにならないなら頼りになる人を探して頼るしか無い。

 

普通であれば警察なのだが、警察に行って遺失物届けを出そうにも繋がる連絡先がない。

 

一人暮らしのため両親の電話番号を書くわけにもいかない。

こりゃあ大変なことをしてしまった。

だんだん事の大きさを理解し始めてきた自分。

 

ただ人の縁には恵まれていて手を差し伸べてくれる同僚が『(自分の連絡先を)書いていいよ』と電話番号を書いたメモを渡してくれ警察問題は一件落着。

本当にありがたい!

 

そして、近所に知り合いが働いていたので共通の友人たちに携帯を無くしたので連絡がつかない旨を伝えてもらうこともできた。

 

僕はここで人の温かさを見に染みて体験しました。

 

そして、いざ警察へ!

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警察の話だとまず、

①携帯が警察に届くのを待つ

②通信会社が確認

③記載した連絡先に通知

④取りに行く

だそう。

 

その日の夜、家の近所で止まって休んでるタクシー運転手のおじさんに声をかけた。

 

『車内の忘れ物ってどのくらいで警察に届けるんですか?』

 

『1週間保管して、取りに来なければ警察だなぁ』

 

これは最低でも1週間はかかりるやつだ。

そう覚悟した瞬間だった。

 

きっとタクシーのおじさんに話しかける表情は笑顔だったが目は色を失ってたに違いない。

 

それでも僕は幸いパソコンを持っていたし、世の中にフリーWi-Fiが飛び交ってる。

何より僕は携帯依存症じゃ無い!笑

 

1週間くらいなんて事ない!

大丈夫。

そう信じて疑わない楽天的な僕が言っていた。

 

【続く】

 

スマホを失くした男の話③〜奇跡の連続〜

● スマホを失くした男の話③〜奇跡の連続〜

こんにちは。安田和世です。

さぁ3話です!

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2話

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僕は絶句した。

基本的に電車やタクシーを降りる時は後ろを振り返って忘れ物を確認する習慣のある僕が電車でもなくタクシーで物を落とすことですら珍しいのに、保険にもらってたレシートがまっさら…?

 

そもそもレシートの印字トラブルの確率ってどのくらいだ?

 

タクシーのおじさんも気付かず、自分も気付かないなんて…

ある意味奇跡の連続。

奇跡の男だな、なんて内心は気が気で無いけどそう思うことにした。

 

まだ大丈夫。スマホ1つ無くて狼狽える男ではない。

幸いパソコンでLINEは見られる、世の中フリーWi-Fiで溢れてる!辛いことだけど最悪じゃない。

とにかく警察に行こう!

 

【続き】

スマホを失くした男の話②〜余裕〜

スマホを失くした男の話②〜余裕〜

 

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職場に着いた。

ギリギリ間に合った。

なんだかスマホがポケットに無い気がするけど、さっきリュックを開けてそのまま財布出して会計をしたからリュックの中だろう。

 

そう思ってデスクに着いてリュックを開けて確認してみる。

 

…………ない。

タクシーで落としたか。

 

それでも僕は落ち着いていた。

なぜなら僕の父もよく落とし物をする人でタクシーに乗ったら必ず領収書を、もらうこと、万が一無くしたらその番号にかければ話が出来ると教わっていたので領収書をもらう習慣があった。

 

今日もしっかり領収書をもらった。

昼に電話をかけよう。

 

そして昼。

 

僕は意気揚々と財布からレシートを取り出した。

その瞬間僕の表情は凍りついただろう。

なんともらった領収書が白紙だったのだ‼︎

違うレシートかと、財布の中を探したがそれ以外領収書らしきものはない、紙すらない。

 

と、いうことはこの紙切れがタクシーでもらったものということか。。。

 

そんな奇跡あります?

 

【続く】

スマホを失くした男の話①〜プロローグ〜

こんにちは!安田和世です。

こんなことある!?

そんなシリーズの始まりです!

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スマホを失くした男の話①〜プロローグ〜

 

天気がいい朝だったと思う。

雨は降ってなかった、それだけは確実。

 

なぜそんなに曖昧かって?

それは急いでいたから。

目が覚めたのは本来ならもう家を出てるはずの時刻の10分後。

 

急いで支度をしても到底間に合わない!

よし!タクシーを使おう!

 

当時の職場は家から徒歩15分。

タクシーさえ乗れれば5分でつける。

 

ただ僕の家の近くにはタクシーがあまり来ない。というかただでさえ朝一はタクシーが少ないのに僕の家はしっかり住宅街。

 

これは焦る。

車通りの多いであろう道路へ走る。

この探してる時間にも刻一刻と出勤時間が迫る…

焦る気持ちを抑えつつ冷静に道路に目をやると

 

いたっ!

 

僕は手を上げてタクシーを止めた。

 

『はぁ〜間に合った』

 

そう胸を撫で下ろし〈あとはタクシーがなんとかしてくれる〉、と車内に座り背負っていたリュックを前に回しその上で携帯をいじり始めた。

 

これがすべての始まりだった。

 

【続く】